防犯カメラは設置場所に適したタイプを選ぶ必要があります
一戸建て住宅
一戸建て住宅はセキュリティー体制が整ったオフィスビルやマンションなどと異なり、泥棒の被害に遭いやすいのが特徴です。また玄関以外も窓やドアも多いため、防犯対策としては1台ではなく複数のカメラが必要となります。玄関、勝手口、リビングの掃出し窓などには、最低限防犯カメラの設置が必要です。最近では家庭用防犯カメラの設置が増加していますが、正しい設置場所や設置後のアフターフォーローや保証についても、設置前にしっかり考えなければいけません。ご近所トラブルや悪質な悪戯などを防止するためにも、適切な場所への設置と商品選びが必要です。
マンション・アパート
多くの人が出入りするマンションやアパートの居住空間を安全に保つためには、防犯カメラは欠かせない防犯アイテムです。マンションやアパートでは、エントランスや駐車場・駐輪場、郵便受けやゴミ捨て場など、防犯カメラを設置するポイントとなる場所はたくさんあります。集合住宅の場合は個人でカメラを取り付けるのではないため、ある程度高性能・高機能な商品が選ばれることが多く、長期間使用することから保証やメンテナンスのことも考えてプロの業者に設置を依頼するケースがほとんどです。高い場所への設置など、複雑な工事も必要となります。
店舗・事務所
店舗は主に万引き防止のため、事務所には日中は不特定多数の人が出入りし、夜になれば人がいなくなるため、盗難や事務所荒らしに遭いやすい場所でもあります。店舗の場合はある程度スペースが広くなれば数多くの台数が必要で、入り口付近以外にも、天井や壁面など、店内全体を見渡せるあらゆる場所に防犯カメラの設置が必要です。事務所に防犯カメラを設置するのは、防犯以外にも業務管理のためという場合も多く、経営者などの管理者は、外出先からも事務所内の確認をいつでもできるように、遠隔監視システムを利用しているケースが目立ちます。また店舗や事務所に防犯カメラを設置することにより、クレーム客の監視や管理も行うことが可能です。
倉庫・工場
倉庫や工場はスペースが広く、関係者以外の侵入も比較的されやすいため、資材や製品などの盗難に遭わないためにも防犯カメラの設置が必要となります。また製造ラインをモニターしたり、従業員などがさぼっていないかを監視するためにも、カメラの設置が必要です。特に食品工場では、異物の混入などが問題視されているため、防犯カメラを設置することにより、異物が混入した時の原因も容易に突き止められるようになります。食品工場以外でも、商品に何かトラブルがありお客様からのクレームがついた場合は、録画した映像を解析することで、早期に原因を発見することに役立ちます。
駐車場・駐輪場
駐車場や駐輪場では、常に車や自転車を盗まれる危険があります。車両盗難以外にも、車の場合は車上荒らしが多いため、防犯カメラを設置することでその抑止になります。最近の車両盗難は、窃盗クループが関与していることが多く、その年により被害が多かったり少なかったりと変動していますが、海外で高く売れる車両などは狙われる危険性がかなり高くなっています。特に月極駐車場や住宅駐車場からの盗難が多いといわれています。月極駐車場への防犯カメラの設置は、全体を見渡すことができる高所に設置されることが多いのですが、カメラ以外にもフェンスやゲートを設置して利用者以外の入場を規制したり、照明設備で夜間も明るくするなどの対策もなされています。